「子供たちに英語を教えているけど、自分の英語力に自信がない…」
「そんな自分が教えていいのだろうか…」
・・・と感じていませんか?
これは過去に私が感じていたことです。
しかし、ネイティブのように話せなくても、資格がたくさんあるわけじゃなくても、子供たちにとって「信頼できる先生」になることは十分可能です!
この記事では、英語に自信がない子供英会話講師の方に向けて、意識しておきたいマインドセットと、日々の中で取り入れたい行動を紹介します。
少しずつ、自信を「育てていく」ためのヒントをお届けしますよ~!
英語に自信がない講師は実は多い!まずは自分を責めないことから
海外経験もないし、英語もネイティブレベルでペラペラ話せるわけじゃない。こんな私が生徒に英語を教えてもいいのだろうか・・・?
と思っているのは、あなただけではありません。
実は、子供英会話の現場で活躍している多くの講師が、同じような不安や葛藤を抱えています。
特に日本人講師の場合、「自分の発音で大丈夫?」「文法ミスしてないかな?」と過剰に気にしてしまう傾向があります。(私~!)
しかし、子供英会話講師にとって大切なのは、“完璧に英語を話せること”よりも、“子どもたちに楽しく英語を届けられるかどうか”、です。
そもそも、英語に対して不安を持っているからこそ丁寧に教えようとしたり、生徒のつまずきに気づけたりするものです。
それって、もともと英語が母国語であるネイティブ講師たちにはできない、私たち日本人講師の大きな強みなんです。
だからまずは「英語に自信がない自分=ダメな講師」という思い込みは今すぐやめましょう!
自信は、少しずつ行動しながら育てていくものかなと思います!
英語力が高い=良い先生とは限らない!英会話講師に一番必要なのは…
英会話スクールの現場でよくある誤解が「英語力が高い=良い先生になれる」という思い込みです。
もちろん、英語力は講師としての大切な要素の一つで、低いよりは高い方が当たり前ですが講師としての伯は付くかと。
しかし、子供相手の場合は特に、英語力が高いだけでは生徒のやる気を引き出したり、英語力を効率的に伸ばしてあげることはできません。
英語力が高い先生=良い先生とは限らないということです。
想像してみるとわかるのですが、
- 英語力はそこまで高くないけど、いつもニコニコ笑顔で生徒に寄り添ってくれる先生
- 海外経験が豊富で英語ペラペラだけど、どこか冷たくて生徒との距離を感じる先生
どちらの講師が子供たちに好かれると思いますか?
当然前者の生徒に寄り添ってくれる先生、ですよね。これは子供たちだけでなく、保護者目線でも間違いなく前者の先生に我が子をお願いしたいと思うはずです。
子供にとっては、先生の英語力の高さより「この先生、話してて楽しい!」「この先生、大好き!」という気持ちが「英語が好き」「英語をもっと学びたい!」という意欲に繋がっていくんです。
私は当時は英検2級までしか取得できていないレベルでしたが、私のことを「好き!」と言ってくれた当時小1の生徒が、小6までの間に英検準2級まで取得するほど英語を好きになってくれました。
他にも中学1年生で初めて英語に触れた、という生徒のマンツーマンレッスンを受け持っていましたが、英語が好きになったことで中2までの1年間で、英検5級→3級まで一気に英語力を伸ばしていました!
あとは、私のTOEICクラスの生徒が、まさかの私のTOEICの点数を超えるということもありましたね(笑)
あれは私がちょっと悔しかったです・・・w
このように、たとえ英語力が高くなくても、子供たちとの接し方によって英語力を伸ばしてあげることは十分できます。
つまり、子ども英会話講師にとって一番大切なのは、英語力そのものよりも、“人としてどう関わるか”という姿勢ですね!
子供の目線に立ち、寄り添い、応援してあげられる先生は、英語力に自信がなくても、十分に「良い先生」になれます。
自分の英語力に自信が持てない講師がやるべきこと
英語力に自信がなくても大丈夫、とお伝えしましたが、だからと言って英語力が低いままで良いというわけでもないです。
生徒たちの英語力が伸びるにつれて、自分に来る質問や教える内容のレベルも当然上がってきますから、講師自身も忙しくてもそれなりに努力する必要はあります。
例えば、
-
レッスン内でよく使うフレーズを繰り返し練習する
-
イマイチ理解できていない文法や単語はレッスン前までに完璧にする
これらは私がやっていたことです。
子供英会話講師にとって英語力はそこまで重要ではない、のは確かですが、レッスンに来る子供たちは先生は英語ができて当たり前だと思っています。
そんな英語を教える先生が、レッスン内で上手く英語が話せなかったりグダグダしていると信頼関係の構築が難しくなってしまいます。
そのため、英会話講師になってまだ日が浅い時期は、私はレッスンで喋る内容を前日に丸暗記していました・・・!
子供英会話の「レッスン」というのは、誰かと自由に会話のキャッチボールをするわけではなく、基本的には講師が生徒へ一方的に指示を出すことが多いので、暗記してしまえば英語力が低いということが露呈せずに済みます。
なんだかちょっと情けない自分・・・と思わなくもないですが(笑)、英語力は一朝一夕で身に付くものではないので、今すぐ英語で生徒に指示を出さないと!という状況になったらもはや暗記するしかないです。
ただ、暗記することによって、レッスンで良く出てくる単語やフレーズは気づいたら自然と覚えて使いこなせるようになっていたりします。
レッスンで使うフレーズってだいたい決まっているので、それらが自由に使えるようになるくらいまで体に染みつけば、暗記しなくても自信を持ってレッスンができるようになります!
それから、中学・高校レベルになってくると、難しい文法だったり用語が出てくるようになります。(仮定法過去とか関係代名詞、現在分詞とか…)
自分がイマイチわかっていない場合は、当たり前ですが、レッスンまでに完璧に理解しておく必要があります。
人に教えられて初めて理解してる、と言いますから、嘘を教えてしまわないようしっかり事前に勉強しましょう。
また、自分が理解するだけでなく、わかりやすく説明できなければいけないので、生徒にどう伝えたら理解してもらいやすいか、ということも合わせて準備しておきたいです。
これは英語力が高い低い関係なく、生徒にどう教えるか、は全員レッスン前に準備しておくべきことかと。
生徒には「英語に毎日触れることが大切」と伝えていますが、講師にも当てはまりますよね!
毎日学び続けていくことで、自信に繋がっていきますよ!
まとめ:英語力は重要ではないが、力を高める努力はすべき!
子ども英会話講師にとって、英語力は“すべて”ではありません。
それよりも、子供との信頼関係づくりや、楽しく安心して学べる空気をつくる力の方が重要と言えます。
とはいえ、「英語が得意じゃないから…」と努力を止めてしまうのは良くないです。
たとえ一歩ずつでも、今の自分にできる範囲で英語力を磨いていく姿勢は、結果的にレッスンの質も上がり生徒に良い影響を与えます。
英語は完璧じゃなくていいし、完璧じゃないからこそできるサポートというのはあります。しかし、自身の英語力を高めていく努力はしていくべきかなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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