英会話スクールのレッスンは「楽しく英語を学ぶ」ことが1番なので、しっかり集中してもらう時間もあれば、みんなで思いっきりゲームを楽しむ時間も取り入れています。
今回はレッスンで行う英語ゲームの中で、インプットに最適なゲーム「ホットポテトゲーム」をご紹介します。
このゲームは、幼児から高校生まで幅広く楽しめます!
大人だけでやっても盛り上がるゲームですよ(笑)
やり方はとても簡単なので、現役講師の方はもちろん、自宅で英語育児をされている方も、お子さんとの英語遊びの1つとしてぜひ取り入れてみてくださいね!
英単語が自然と身につく!「ホットポテトゲーム」とは?
「机に向かう勉強はすぐに飽きてしまう…」
そんなお子さんにぴったりなのが、遊びながら英語を覚えられる「ホットポテトゲーム(Hot Potato Game)」です。
ホットポテトゲームとは、音楽やタイマーを使ってボール(またはぬいぐるみなど)をぐるぐる回し、止まった時にその人が英単語を言うという、シンプルで盛り上がるゲームです。
ルールは簡単ですが、遊んでいるうちに自然と単語が口から出てくるようになるのがポイントですね。
特に小さな子供は、体を動かしながらの学びが大得意でゲーム感覚で参加できるので、
「英語=楽しい」
というポジティブな印象も育ちます。
さらに、発語の機会が増えることで、単語の「意味を知っている」だけでなく、「実際に使える」レベルへとつながっていくのもこのゲームの魅力とも言えます!
ホットポテトゲームは、家庭でも、英語スクールでも、グループでも、マンツーマンでも取り入れることができますよ。
英語が初めての子供にも、すでに英語を習っている子供にも最適な学習ゲームです!
ホットポテトゲームに必要なもの
英会話レッスンにおけるホットポテトゲームをするために必要なものがこちらです↓
- タイマー
- おもちゃのボール(またはぬいぐるみなど)
- 覚えて欲しい単語カード(なくてもOK)
タイマーは必須アイテムです。
よく使うので、私はいつもレッスン中はキッチンタイマーをポケットに入れてます。
ボールは子供が掴みやすい大きさ&素材のものがGoodです!
おすすめは布素材のボールですね。
単語カードはあると良いかなというくらいで、なくても単語の発話はできるので大丈夫ですよ♪
英会話レッスンでのホットポテトゲームのやり方
まずは簡単にやり方をご紹介します。
- 全員が円になって座る
- 単語カードを引く
- タイマーを適当な時間にセット
- タイマーがスタートしたら、引いたカードの単語を発話しながらボールを隣の人に渡す
- タイマーが鳴るまでの間、発話しながらボールをまわし続けます。
- タイマーが鳴った時に、ボールを持っていた人が負け!
タイマーが鳴るまで「(例)apple!」と言いながらボールをまわし続ける、という至ってシンプルなゲームです♪
このように全員が円になって座り、ボールを隣の人に渡していきます↓
この時、引いてもらった単語カードは、確認用として私はボードに貼っておきます。
講師は参加しなくてもOKですが、楽しいので私は毎回参加してます(笑)
タイマーは適当な時間で大丈夫ですが、上の図のように4人くらいでやる時はだいたい15~20秒で設定するようにしていますね。
タイマーが鳴るまでボールをまわし続けますが、ボールは熱々のジャガイモをイメージしながら渡します。(だからHot Potatoというゲーム)
熱い!熱い!だから早く隣の人に渡そう!という具合です(笑)
そして、ピピピピッとタイマーが鳴った時に、ボールを持っていた人がアウト~!という、単純なゲームです。
これたった20秒でも、3・4回くらい単語を発話する機会が回ってくるので、たとえば「astrounaut(宇宙飛行士)」のような難しい単語でも高確率で覚えてもらえます!
親子2人でやる場合は、1人が7・8回くらい発話できるので、より覚えてもらいやすいですね♪
タイマーの代わりに、音楽を流したり止めたりするのも良いですよ!
音楽が止まった時にボールを持っていた人が負け。というルールで。
ただし、この場合は音楽係が1人要るので全員参加はできなくなります。
タイマーなら100均で手に入りますので、今すぐ買いに行きましょう!
英会話講師にとっては必須アイテムの1つです。
なぜホットポテトゲームで単語が覚えられるのか?3つの理由とは
ホットポテトゲームは、子供たちが英単語を自然に覚えられる「学びの仕掛け」がたくさん詰まっているんです。
ここでは、その理由を3つに分けてご紹介します。
①楽しいから記憶に残る
子供は特に、「楽しい体験」と結びついた情報は、脳にとっても記憶に残りやすいと言われています。
ホットポテトゲームは、ドキドキ・ワクワクしながら英語に触れられるので、知らず知らずのうちに単語が頭に残ります。
「覚えよう!」と気合を入れるよりも、自然と身につくのがポイントですね!
②アウトプットの練習になる
残念ながら、英単語は「知っている」だけでは実際に使えるようにはなりません。
ホットポテトゲームでは、ボールを手に取った瞬間に単語を言わなければならないので、瞬時に英語を思い出すトレーニングになります。
これを繰り返すことで、反射的に単語が口から出るようになっていきますよ。
③みんなでやるから刺激になる
グループで遊ぶホットポテトゲームでは、他の子供たちの発言を聞くことも大きな刺激になります。
「あの子が言えたから、次は自分も!」という気持ちがやる気を引き出し、学びのモチベーションにも繋がります。
また、笑いや拍手が飛び交う環境は、子供たちにとって安心感や楽しさを感じる大事な要素だと言えると思います。
自然と発話しやすい雰囲気になるので、恥ずかしがり屋の生徒も大きな声で英単語を言ってくれますよ!
ホットポテトゲームは、ほとんどの子供に効果的だと言えると思います。

以上、インプットに最適な「ホットポテトゲーム(Hot Potato)」をご紹介しました。
ぜひやってみてくださいね~!
コメント