【幼児編】英会話レッスンで子供に自信をつける2つの方法とは?

子供英会話講師
この記事は約5分で読めます。

過去に、めちゃくちゃ優秀な年長3人組の英会話クラスを担当したことがあります。

優秀というのは英語力が高いというよりは、レッスン態度が素晴らしいという意味です!

具体的には・・・

  • 講師の指示をよく聞いてすぐに行動できる
  • 集中する時はしっかり集中できる
  • ゲームの時間は思いっきり楽しむ
  • 椅子にきちんと座っていられる

このように3人ともとても真面目で、講師としてすーごくやりやすかったです。

英語力もそこまで差はなく、このクラスが始まった春頃は全員大きな声で発話してくれていました。

しかし、そのうちの1人のHちゃんが春、夏…と時間が経つごとに少しずつ声が小さくなっていきました。

自信なさそうに小さい声で答えていて、わかるはずなのに全く答えてくれない時もありました。

色々褒めたり励ましたりしてみましたが、効果なし・・・。

私「あれ?これはまずいぞ…」

今回は私の失敗談と、もう一度自信をつけさせてあげることに成功した効果的な方法をご紹介します。

反面教師にしてください…。

英会話レッスン中に幼児の生徒を泣かせてしまった失敗談

最初の頃はHちゃんも含め、みんな楽しそうに大きな声でレッスンに参加してくれていました。

しかし、夏頃から積極性をHちゃんからあまり感じられなくなってきました。

そんな時もあるか~・・・と、当時の私は特に気に留めることなくいつも通りのレッスンをしていましたが、秋に事件が起こりました!!

1ポイント、2ポイントとポイントが伴うゲームをレッスンで行っていた時のこと。

ゲームの結果、ポイントが1番少なかったHちゃんがなんと泣き始めてしまいました・・・!!

私「(うわー!やっちまったーーー!!)」

叱ること以外で生徒を泣かせてしまったのは初めてだったので、めちゃくちゃ焦りました・・・!

それまではポイントゲームを行っても、勝ち負けを特に誰も気にしておらず、3人とも笑顔で終わっていたので「なぜ今回は泣いた??」と私にとって衝撃でした。

そこからはポイントや競争を伴うゲームは避けるようにし、Hちゃんをもっと観察するようにしました。

なぜ生徒は泣いてしまったのか?考えられる理由とは

3人の間に英語力にはそこまで差はありませんでしたが、実はHちゃん以外の2人は単語の覚えがめちゃくちゃ早い子たちだったんです。

1人は自宅でしっかりお母さまが予習をしてきてくれていて、もう1人は初心者ですが何でも覚えるのが早い子。

たまに頭の回転が早く物覚えが良い子っていますよね!

対して、Hちゃんは吸収するまでに少し時間がかかる子。

しかも他の2人は積極性抜群だったため、Hちゃんは他の2人に対し少し気後れしたかな、と思いました。

そして徐々に自信がなくなり、ポイントゲームで私がトドメを刺してしまったという・・・。

それまでにきちんとHちゃんを見て対処してこなかった自分を殴りたいですね。

Hちゃんのお母さまに、泣かせてしまった謝罪とHちゃんのフォローをお願いし、もう一度自信を持ってレッスンに参加してもらえるよう試行錯誤しました。

その中で、効果的だった2つの方法を次でご紹介します。

生徒に自信をつけさせる2つの方法!

では、Hちゃんの自信を取り戻してもらうのに効果的だった2つの方法を説明していきます。

①レッスン前にインプットする時間を設ける

まずは、レッスン前に単語などをインプットしてもらうという方法です。

他のクラスメイトより、少し単語やフレーズを覚えるのに時間がかかるHちゃん。

それなら他の2人より少し多めにインプットする時間を設ければ良いのでは、と思いました。

いつもの時間より5分早く来てもらうようお願いし、その日レッスンで出てくる単語を私と一緒にレッスン前に練習するようにしました。

本格的にレッスンをするのではなく、日本語で会話しながら楽しく単語に触れる感じです。

レッスン前に少しだけでも触れておくと、見たことがある単語がレッスンで出てくることになるので、やはり夏頃とは全然違いHちゃんの反応が早くなりました。

他の2人も早いので、なかなか1番に答えるということはできませんでしたが「私わかる!」という雰囲気がHちゃんから感じ取れて、とても嬉しかったです。

②英会話に関すること以外で得意を見つけてあげる

Hちゃんの得意なところを見つけてあげる、これが自信を取り戻すのに一番効果的だったと感じています。

5分早く来てもらい始めて少し経った頃、私気づいたんです。

私「(Hちゃん、字上手だな)」

もっと早く気づけただろって感じですが、当時は3人が真面目で優秀だったから、なんというか、3人に頼り切ってたんでしょうね~いけませんね・・・。

字が上手でしかも書くスピードも早かったので、アルファベットをマスターするという目的も合わせて家庭用ドリルをHちゃんに購入してもらいました。

それからは、毎回自宅で終わらせたページを私に見せにきてくれました。

ドリルをやってくれることで私も褒める機会ができたので「毎回ドリルをやってくれるからどんどん綺麗に書けるようになっていくね」としっかり伝えるようにしました。

すると、ライティングの自信はもちろんですが、なんと大きな声で発話をしてくれるようになりました。

また、レッスンへの積極性もすっかり戻り、Hちゃんから英語に対するやる気まで感じられるようになりました。

ライティングは他の2人よりできる!という自信が、発話にも繋がったんだと思いました。

まとめ:何か1つに自信が持てれば他のことにも積極的になれる

以上、自信をなくした生徒にもう一度自信を持ってもらう2つの方法をご紹介しました。

何か1つだけでも自信が持てれば、他のことにも積極的になれるんだ、と学びました。

もちろん、自信を失わせてしまうことなく、さらなる自信をつけさせてあげられる講師が優秀ですよ・・・!

生徒がよくできるからといって表面だけしか見えなくなるのは、講師としてまだまだ未熟ですね><

生徒一人ひとりをしっかり観察し、素早く行動に移せる講師でありたいなと思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

error: Content is protected !!