佐々木朗希の英語力は本当に通用するのか?結論はこちら!
結論からお伝えすると、佐々木朗希選手の英語力は現時点で「ペラペラ」と呼べるほどではないものの、
と見られています。
実際、2024年11月に公開された『Full-Count』では、ロッテ球団関係者の証言として、佐々木選手が英語での会話に積極的に取り組んでいることが紹介されました。
特に、外国人コーチとの打ち合わせの場では、自ら話しかけようとする姿勢があると報じられています。
スプラドリング氏は「ロウキ・ササキはとても親切で、私と話す際に、理解しようと英語を少し話そうと努めていました」とこのときの姿勢を絶賛。
引用元:https://full-count.jp/2024/11/10/post1652513/
また、2025年2月にはドジャースの同僚選手たちと通訳なしでコミュニケーションを取る姿もキャッチされていました。
チームになじむための努力も垣間見えた。投内連係に入る前には、25歳の右腕シーハンや、グラスノーと通訳なしで談笑。ロッテ時代も助っ人などと積極的に交流し、自らの言葉で会話をしていた右腕の“コミュ力”は健在だ。
引用元:https://hochi.news/articles/20250214-OHT1T51176.html?page=1
英語を駆使して笑い合えるとは、佐々木朗希選手の英語力とコミュニケーション力の高さが伺えますね。
さらに、2025年3月1日のスプリングトレーニング中の映像を見てみましょう。
佐々木朗希選手がベンチで通訳なしでチームメイトと英語で会話する様子が確認できます。
動画の1:07あたりから、佐々木朗希選手が英語で同僚と会話している姿を見ることができます!
何を話しているのか、会話の内容はわかりませんが、まるで日本人同士の会話のようにすごく自然で流れるようなトークであることが伺えます。
同僚選手からの問いかけに素早く反応されているようですし、通訳なしでしっかりリアルタイムでやり取りできているようです。
佐々木朗希選手は日常会話レベルの会話力はあると思われます。
ちなみに、2023年にWBCで侍ジャパンが世界一に輝いた時に、佐々木朗希選手が海外メディアからインタビューされていたようです。
「ロウキ・ササキ。WBCのワールドチャンピオンです。現在の心境は?」と投げかけると、令和の怪物は英語で「Awesome(素晴らしいです)」と応じた。
引用元:https://full-count.jp/2024/11/10/post1652513/
英語に疎い人は急に「Awesome」って英単語は出てこないです!(笑)
だいたいは「Great」とか「Wonderful」が最初にパッと思い浮かぶんじゃないかと思いますが、佐々木朗希選手はネイティブがよく使う表現で答えられていましたから、英会話にはこの時点である程度慣れていると感じました。
こちらがその時のインタビュー動画です。
Roki Sasaki was one of the first interviews I ever did.
He was so kind to try to understand and speak a little English with me.
One MLB team will be very lucky to have him as a player and a person.
— Shawn Spradling (@Shawn_Spradling) November 9, 2024
1つ目の英語の質問は即座に理解されて「Awesome!」と言われていますね。
2つ目の質問は聞き取れなかったようで、通訳の方に聞いて日本語で答えられていました。
正直なところ、英会話は英語力も大事ですが、ノリとか度胸の方が必要な場面も多くあるので、その点に関しては令和の怪物は全く問題ないのではないでしょうか。
よって、ある程度の英語力と持ち前のコミュケーションの高さから、佐々木朗希選手は日常的なやり取りであれば、通訳を介さずに自然な会話ができる程度の英語力を備えていると考えられます。
大谷翔平・ダルビッシュ有との比較で見える英語力の差と共通点
佐々木朗希選手の英語力を語る上で、どうしても引き合いに出されるのが、同じ日本人メジャーリーガーである大谷翔平選手とダルビッシュ有選手の存在です。

左が大谷翔平選手、右がダルビッシュ有選手(出典:X)
ではこの2人と比べて、佐々木朗希選手はどのような位置にいるのでしょうか。
各選手の英語力の特徴と、それぞれがどのように英語と向き合ってきたのかを比較しながら見ていきましょう!
大谷翔平
大谷翔平選手の英語力を一言で表現すると、
大谷選手はデビュー当初から元通訳の水原一平さんを介してインタビューや会見に対応してきました。
ただし、2021年のシーズン以降は、MLB公式YouTubeなどで水原一平さんの通訳を介さず自ら簡単な英語で笑顔で返答したりする姿も多く見られるようになりましたよ。
キャスターの方の英語を完璧に理解されているのがわかります。
キャスターから結構長い文章で話しかけられていますが、「I need it.」と即座に英語で正しく返事をされていますね。
長文で返答されることはないですが、短文で的確に自信を持って受け答えしている様子が伺えます。
また、2025年2月12日に行われたキャンプイン時の会見では、大谷翔平選手の英語力の飛躍が伺えました。
米記者の質問にしっかりと目を見てうなずくまでは変わらなかったが、その後、ウィル・アイアトン通訳が本人に通訳することなく、話し始めることが幾度もあった。これまではアイアトン通訳の日本語訳を聞いてから話していた。全てではないが、それを省略して自ら話し始めたのだ。
引用元:https://number.bunshun.jp/articles/-/865051?page=1
現地記者からの英語での質問に対し、アイアトンさんによる日本語訳を聞かなくても、自分で瞬時に質問の意味を理解して話し始めていたそうです。
ということで、大谷翔平選手はスピーキング力はまだまだ伸びしろがありそうですが、英語は完璧に理解できるレベルの力をお持ちのようです。
ダルビッシュ有
ダルビッシュ有選手の英語力については、
2000年代後半に渡米して以来、アメリカでの生活歴が長いことに加え、自主的に語学を習得されています。
SNSでは英語での投稿も多く、記者会見や試合後のコメントはすべて英語で対応しています。
この投稿をInstagramで見る
こちらは2020年の英語でのインタビュー動画です。
もはやネイティブですね!
ダルビッシュ有選手のメジャー1年目は、通訳さんがいないとほとんど英語での会話ができないレベルだったそうですが、2020年時点ですでにアメリカ人からも絶賛されるほどの英語力を身に付けられています。
ちなみに、ダルビッシュ有選手は自身がどのようにしてネイティブレベルの英語力を取得したのか、その学習法をYouTubeチャンネルにアップされています。
メジャー1年目は、話すことはもちろんリスニングもほとんどできなかった、と話されています。
ただ、英語学習法の動画をアップされていることから、ご自身の今の英語力に自信を持っていることが伺えますね。
相当努力して英語力を身に付けられたのだと思います。
ダルビッシュ有選手は、努力してネイティブレベルの英語力を身に付けたことがわかりましたよ!
佐々木朗希
佐々木朗希選手の英語力を一言でお伝えすると、
という感じでしょうか!
現時点では「通訳付きでの受け答え」が中心ですが、練習中のチームメイトとの軽い英語でのやり取りやリアクションはスムーズで、日常的な簡単な会話にはある程度対応できるようですね。
グラスノー選手と笑顔で楽しそうに会話している姿が見れます。
こうした様子からも、いわゆる教科書英語ではなく、現場での実践的なフレーズをある程度身につけていることが伺えます。
通訳を介さずに細かい戦術や契約内容を話すレベルにはまだ達していないものの、日常的な簡単な会話にはしっかりと対応できている段階だと言えるのではないでしょうか。
以上の、大谷翔平選手・ダルビッシュ有選手・佐々木朗希選手の共通点も考察してみました。
大谷翔平選手やダルビッシュ有選手の両者と比べると、佐々木朗希選手はまだ語学面での実績は浅いものの、英語への積極的な姿勢やチームメイトとの良好な関係を築くコミュニケーション力には、両者と共通する部分が見られます。
そしてなによりも重要なのは、「成功するために語学力を磨く」という明確な意志が見えていることとかと!
これまでの2人もそうだったように、今後の本人の努力次第で「英語で記者会見をこなす佐々木朗希」の姿も、決して夢ではありません・・・!
MLBで「通用する英語力」とは何か?求められるスキルとは
メジャーリーグ(MLB)において「通用する英語力」とは、単に英語で話せるかどうかというよりも、
- どの程度チームと意思疎通できるか
- どれだけ自立したコミュニケーションが可能か
という点が重視されます。

メジャー初勝利を挙げ笑顔を見せるドジャースの佐々木朗希投手(出典:X)
例えば、エンゼルス時代の大谷翔平選手は、デビュー当初から一貫して専属通訳(水原一平さん)を介した対応を続けていましたが、球場内ではシンプルな英語フレーズやリアクションを積極的に使っていたことが、前出のMLB公式YouTubeなどのインタビュー動画などで確認されています。
実際、チームメイトとのハイタッチ時や、マウンド上での軽い会話では「Nice」「OK」「Let’s go」など短い英語表現を多用しており、通訳に依存しすぎない距離感を保っていたと評価されています。
ダルビッシュ有選手はその英語力の高さが広く知られていますが、2019年のESPNの取材インタビュー時にはこのようにコメントされていました。
“I want to speak better English,” Darvish told ESPN.com later. “I understand what you guys are asking, but when I get nervous — like now — my English gets stuck a little.
(「もっと英語を上手く話したい」とダルビッシュは後にESPN.comに語った。「皆さんが何を尋ねているのかは分かりますが、今のように緊張すると、英語が少しつっかえてしまう」)
引用元:https://www.espn.com/mlb/story/_/id/26077749/why-doing-interviews-english-part-yu-darvish-comeback-plan
このような思いと努力で、現在は通訳を介することなく英語でスムーズにコミュニケーションを取ることができるようになっています。
まさに、自立したコミュニケーションという点において、全く問題ないですよね。
つまり、MLBで必要とされるのは教科書的な英語よりも「簡単な英語でもいいからタイムリーに反応できる力」と「積極的に英語を使おうとする姿勢」です。
メジャーの現場ではスピード感ある判断や反応が求められるため、英語力自体の高さよりも即戦力として使えるかどうかが問われるのです。
この基準で見ると、現在の佐々木朗希選手は通訳付きでの対応が基本ではありますが、練習中のチームメイトとの軽い英語のやり取りは徐々にスムーズになってきており、今後の成長が大いに期待される段階にあるといえるでしょう!
以上、佐々木朗希選手の英語力は本当にMLBで通用するのかどうか、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手の語学力と比較しながらお伝えしました。
これからの活躍に期待です!
コメント